BlockBiz vol.8.0開催レポート
2021/1/19 (火)10:00 – 11:00 Webセミナーにて、ブロックチェーンコンサルティングとしてベンチャーから大企業まで幅広いクライアントをもつCryptoPieがビジネスパーソンのための、ビジネス視点のブロックチェーンセミナー「BlockBizVol.8.0セミナー【データ量が44兆GB→132兆GBに?次世代のセキュリティを備えた業務改善手法とは】」を開催し、多くの方にご参加いただきました。
BlockBiz vol.8.0開催について
いよいよ5G時代が到来します。
5G時代は、高速かつ大容量のデータ通信が可能となるため、そのデータ量は約3倍になると言われています(調査会社Opensignal発表)。
その数なんと、44兆ギガバイトから132兆ギガバイトに。取り扱えるデータ量の増加や高速通信により、ビジネスはよりスピーディになっていくことが考えられています。
このような期待がある反面、そこには多くのリスクが潜んでいます。
例えば、データのセキュリティ。今までより送信できるデータ量が多くなるので、それに比例して情報漏洩・改ざんのリスクも大きくなります。
これらのリスクに備えるソリューションとして挙げられるのが、ブロックチェーンです。
よりセキュアに情報を管理する手段とした上で、各種業務フローの効率化を図るプロセスについて、事例を用いながら解説しました。
BlockBiz vol.8.0セミナー内容
今回のオンラインセミナーでは、5G時代を迎える上で必要なセキュリティ手段としてのブロックチェーンという視点で「次世代のセキュリティを備えた業務改善手法」ついて解説を行い、また今回は実際にブロックチェーンによる新規事業企画・開発を担当され、実証実験を開始された東銀リース株式会社 長門氏に登壇いただきました。
※登壇者の所属、役職は2021年1月時点のものです。
セミナー当日スケジュール
【第一部】10:00-10:20
5G時代のセキュリティ意識と実態調査
登壇者:株式会社CryptoPie ブロックチェーンコンサルティング事業部 アナリスト 井手健太
【第二部】10:20-10:45
データセキュリティ向上と業務改善の両輪戦略
登壇者:株式会社CryptoPie ブロックチェーンコンサルティング事業部 コンサルタント 友永大智
【第三部】10:45-10:50
ブロックチェーンベースの新型電子契約サービス
登壇者:東銀リース株式会社 総合企画部 新事業開発室上席室長代理 長門 伸高氏
【その他】
・質疑応答
・アンケート回答ご協力
第一部 5G時代のセキュリティ意識と実態調査~ブロックチェーン活用に関する展望~
井手氏は、5G時代のセキュリティ事情を統計情報から整理し、セキュリティにおけるインシデント発生率や被害額の多さ、大きさを説明し、セキュリティ面の対策の重要性について言及しました。また、ブロックチェーンと5G時代におけるセキュリティの関係性について解説した後、国内実態調査についての結果をビジネス導入を検討する上での参考値として紹介しました。
<講師紹介>
株式会社CryptoPie
ブロックチェーンコンサルティング事業部
アナリスト 井手健太
工学院大学大学院工学研究科システムデザイン専攻修了後、日系コンサルティング会社に入社。間接金融を中心とした財務分析・資金調達・事業計画策定・CF改善支援などの財務改善業務に従事。
CryptoPie入社後は、WEBコンサルティング事業部の立ち上げに参画し、ブロックチェーンコンサルティング事業部へジョイン。マーケティング・財務など幅広い視点からブロックチェーン導入の分析に強みをもつ。
第二部 データセキュリティ向上と業務改善の両輪戦略
友永氏は、DXに取り組む上で業務改善を行う際の考え方について説明を行いました。業務改善による効果のうち、生産性の向上と人件費及び業務コストの削減の2つに焦点を当て実例をもとに、ブロックチェーンを活用する理由、有効性を具体的な数値を示しながら解説しました。また、業務改善を行う上では、現状の課題抽出と、理想のギャップを鑑みた上でテクノロジーを活用することが重要であることを強調しました。
<講師紹介>
株式会社CryptoPie
ブロックチェーンコンサルティング事業部
コンサルタント 友永大智
徳島大学卒業後、四国銀行でキャリアを築く。 お客さまのライフスタイルに応じた個人コンサルティング提案をメインとし、投資信託・個人型確定拠出年金・保険等の営業に従事。地方銀行フードセレクションにて、地元企業の販路拡大等の法人ソリューション営業にも尽力。ブロックチェーン業界においては、様々な分野でプロジェクトのアドバイザーやコンサルタントとして就任し、ビジネスビルドや適切なアドバイス、マーケティング支援を担当。
第三部 ブロックチェーンベースの新型電子契約サービス
長門氏は、2019年から金融分野に限らない新ビジネスの立ち上げに着手し、ブロックチェーンベースの新型電子契約サービスについての実証実験を行っていることを明らかにしました。新型電子契約サービス内容について説明を行い、株式会社CryptoPieの特許出願技術を用いた次世代押印記録システムのIoHanとの連携による展望について解説しました。
<講師紹介>
東銀リース株式会社 総合企画部 新事業開発室上席室長代理 長門 伸高氏
東銀リース株式会社
三菱UFJフィナンシャルグループの総合リース会社
2019年から金融分野に限らない新ビジネスの立ち上げに着手。
株式会社CryptoPieが主催するセミナーBlockBizでは、ビジネスパーソン向けのブロックチェーン導入セミナーを定期的に行っております。
BlockBizについては、こちらからご確認いただけます。