「CoinDirect」─決済手数料ゼロを実現する次世代プラットフォーム

現在、多くの店舗やオンラインサービスでキャッシュレス決済が普及しています。スマホ決済やクレジットカード払いは便利な一方で、事業者にとって避けられないのが「決済手数料」の負担です。売上の数%が手数料として差し引かれることで、利益を圧迫し、価格設定にも影響を与えています。

もし、この決済手数料がゼロになったらどうでしょうか?

オーナーにとっては余分なコストが削減されることで、商品やサービスの価格をより柔軟に設定でき、利益率の向上が期待できます。また、ユーザーにとっても、よりお得な価格で商品やサービスを利用できる可能性が広がります。

この理想的な仕組みを実現できるのが「CoinDirect」です。 今回は、「CoinDirect」を開発したブロックチェーンロック株式会社の代表・岡本様にお話を伺い、開発の背景やサービスの導入方法についてご紹介します。

目次

ブロックチェーンロック株式会社の紹介

ブロックチェーンロック株式会社は、インターネット、ブロックチェーン、IoT業界で豊富な経験を持つ経営陣によって設立された技術集団です。「Unlock the World」をミッションに掲げ、世界中の資産への安全なアクセスを提供することを目指し、東京を拠点に活動しています。

同社は、ブロックチェーンとIoTを活用したシェアリング技術の開発を進めており、その代表的なサービスが「KEYVOX」です。「KEYVOX」は、アクセス権を管理できるプラットフォームとIoTデバイスを組み合わせたソリューションで、特にWeb3技術を活用したスマートロックが注目を集めています。

このスマートロックは、NFTやDID(分散型識別子)、ゼロ知識証明といった最新技術を活用し、より安全で柔軟なアクセス管理を可能にします。

代表岡本 健
本社所在地東京都千代田区内幸町1−3−1幸ビルディング9階
設立2018年3月
公式HPhttps://www.blockchainlock.com/

ブロックチェーンロック株式会社代表、岡本健様の略歴

1996年同志社大学法学部卒業
1996年住友電気工業株式会社入社
2004年楽天株式会社入社
2013年Rakuten Brasil Ltda CEO就任
2016年Rakuten Blockchain Lab 代表就任
2018年ブロックチェーンロック株式会社創業
2018年BCL Foundation Ltd.設立
ブロックチェーンロック株式会社代表 岡本健様

「KEYVOX」について

「KEYVOX」は、サービスとデバイスを統合した空間シェアリングの統合プラットフォームです。QRコードでの解錠を軸としたスマートロックに追加して、カギの管理に加えて予約・決済・解錠といった機能を一元化できる点が大きな特徴です。

このシステムの基盤にはブロックチェーンの暗号化技術が採用されており、より安全に鍵を管理できます。さらに、解錠方法も柔軟で、主軸のQRコード以外にも、スマホアプリ、暗証番号など、利用シーンに応じた選択が可能です。

「KEYVOX」は、宿泊施設やレンタルスペース、オフィスなど、あらゆる空間のシェアリングをより効率的かつ安全にするソリューションとして注目を集めています。

決済手数料が不要な「CoinDirect」とは

「CoinDirect」は、2025年2月末にリリースされたステーブルコインを活用した決済に特化した次世代決済プラットフォームです。

通常、クレジットカード決済などでは、販売者が決済サービスプロバイダーに手数料を支払う必要があります。しかし、「CoinDirect」は購入者が支払うガス代(ブロックチェーンへの送金手数料)以外決済手数料がかからず、売上を即時に確保できる画期的なサービスとなっています。

この仕組みについて、ブロックチェーンロック株式会社の岡本代表にお話を伺ったところ、「CoinDirect」では手数料をかけることを当面考えていないとのこと。その理由は、同社が提供する「KEYVOX」などの他のサービスで収益を得ているため、決済サービス自体で利益を追求する必要がないからです。
さらに、販売者は購入者へのキャッシュバックを自由に設定することができ、決済が発生したタイミングで即時に購入者のウォレットへ反映される仕組みになっています。これにより、会社の経費で宿泊施設を予約する場合に、キャッシュバック額を含んだ経費を精算しつつ、自分の懐にもキャッシュバック相当額が入金されるというかたちで購入者にとってもより魅力的な決済手段となります。
※ネットワーク維持のため少額のネットワーク手数料が導入される予定(当面時期未定)ですが、クレジットカード等既存の決済サービスより大幅に低価格となる予定です。

現在、「CoinDirect」が対応している決済通貨は以下の通りです。(今後さらに対応通貨を拡大予定)

  • JPYC Prepaid(日本円にペッグされたステーブルコイン)
  • USDT(Tether)
  • USDC(USD Coin)
  • EURC(Euro Coin)

「CoinDirect」の開発背景

近年、暗号資産を利用したチェックアウトの仕組みは世界中で広がりを見せています。しかし、一般的な暗号資産決済では、決済後に法定通貨へ換金する手間が発生し、事業者にとっては運用の負担が課題となっていました。

ブロックチェーンロック株式会社の岡本代表は、P2P(ピア・ツー・ピア)の世界において「換金は不要であるべき」と考え、ステーブルコインを活用した決済手段を模索。その結果、生まれたのが「CoinDirect」です。

「CoinDirect」では、購入者は決済に暗号通貨ウォレットである「MetaMask」を使用し数タップで送金を完了します。販売者はピア・ツー・ピア(P2P)のトランザクションで直接自身の暗号通貨ウォレットに決済金額を受け取り、換金の手間をかけることなく、直接売上を得ることが可能です。これにより、よりスムーズな暗号資産決済の仕組みが実現されました。

「CoinDirect」の導入方法

「CoinDirect」の導入方法は、用途に応じた2種類の方法があります。

固定価格のチェックアウト機能を利用する場合

「CoinDirect」の提供するスクリプトを静的なページに貼り付けるだけで、特定の価格設定で簡単にチェックアウトが完了するように設定できます。

審査不要で直ぐに使えるため、今すぐビジネスを始めたい販売者におすすめです。

WordPress等でECサイトを運営されている場合

WordPressで運営するECサイトでは、商品の価格情報を引き継ぎ、各商品に対応した金額で決済を受け付けることができます。商品価格に応じた支払いが可能になり、複数の商品を扱うショップでもご利用できます。

手順書通りに「CoinDirect」の決済スクリプトを埋め込むだけで簡単に利用開始できます。WordPress以外のECサイトでも個別に接続することができます。

「CoinDirect」の利用動画URL:https://youtu.be/Pf8dNF4b8Lg
「CoinDirect」解説動画:https://youtu.be/OauIUyvb03c
「CoinDirect」サービスサイトURL
 ・日本語版:https://coindirect.online/ja/
 ・英語版:https://coindirect.online/

最後に

ブロックチェーンロック株式会社の岡本代表は、ユーザーに「CoinDirect」を通じて、換金せずにP2Pペイメントを実現する新たな世界観を体験してほしいという思いを持っています。

即時入金や決済サービスプロバイダーへの手数料の不要といった革新的な特徴を誇る「CoinDirect」は、MetaMaskを活用することで、クレジットカードと比較して若干の操作手順が増えるものの、その利便性やコスト削減といったメリットがそれを上回ります。

新たな決済の形を体験し、未来の金融の一端を感じることができるサービスと言えるでしょう。

外部リンク(PRTimes):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000038.000041333.html

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