コーヒー農園に朗報!生産者を保護するブロックチェーンプロジェクトにインドが着手。

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コーヒーの生産者を偽造品から守る!インドがブロックチェーンを活用した国家プロジェクトを発足

コーヒー インドイメージ画像

改ざんの不可能性やトレーサビリティの観点から、嗜好品とブロックチェーンの相性の良さには世界的に注目が集まっていますが、ついに国をあげて取り組むプロジェクトが発足しました。

インディアンコーヒーという、少量の濃いコーヒーにたっぷりのミルクと砂糖をいれて飲むスタイルは近年日本でも話題になりましたが、インドでは毎日のようにコーヒーを飲む文化が根づいています。また、コーヒー栽培に適しているとされるコーヒーベルトにインドが含まれていることから国内での栽培も盛んで、産業としても大きな意味を持つようになってきています。

そこで、インドの商工省は、ブロックチェーンを用いた、コーヒーのためのeマーケットプレイスの立ち上げを発表しました。

政府はコーヒーの取引における透明性を高めるためにブロックチェーンを活用すると声明を発表しており、
商工省の商務次官であるAnup Wadhawan氏は、農業従事者と市場を透明な方法で統合し、
コーヒー生産者にとって適正価格での販売を実現するのに役立てることが目的であると宣言しました。

このように国をあげての国家プロジェクトにブロックチェーンを活用することに各国からの注目度は高く、偽造品の排除や生産者に対する公正な収益をもたらすために大きな影響力を与えるとみられています。

フェアトレードというポリシーが国際的に謳われるようになった昨今ですが、それでもやはりどこまで適正な価格と生産者の利益が守られているのかという点について詳細に検討し、分析、開示するまでには至っていない事例が少なくありません。

また、フェアトレードをすべて人の目で確認して規制に取引が行われているのかを監督するには人的コストが莫大にかかる上に、莫大な人的コストに対しての二次災害はヒューマンエラーであるとも言われます。

このような分野に積極的にブロックチェーンを始めとした最先端技術を活用することはヒューマンエラーや人的コストが抑制され、そしてそれはそのまま中間搾取を抑制することに繋がります。
トレーサビリティへの取り組みが国家レベルで行われることは世界の農業従事者やブロックチェーンテクノロジーを活用しようと励む人々に光を与えるのではないでしょうか。

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