医療業界の常識を覆す、虹彩認識とブロックチェーンの融合による患者識別とデータ保存

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虹彩認識×ブロックチェーン 医療記録を変えるコラボ!

医療業界はブロックチェーンの導入やその検討が進んでいる分野の一つですが、そこに虹彩認識技術の導入検討を進めているのがPatientory,Inc.とIrisGuardの共同事業です。

虹彩認識は、瞳孔を縁取る部分の無数のシワである虹彩を個人特定に用いる認証技術です。虹彩は生後二歳前後で定着するとその後一生変わることがない一方、その模様は指紋以上に複雑であるため、認証の対象として大変優れていると様々な業界で活用されています。
医療機関にとって最大の問題の一つはヒューマンエラーによるカルテや患者記録の不一致です。実際の患者とその医療記録に最大で20%の不一致が見られるという統計も存在し、患者の安全を優先するべく適切で素早い本人認証が強く求められています。

そのような背景から生まれたこの試みは、本人認証に虹彩認識技術を用いながらその情報を患者固有のブロックチェーンに結びつけ、改ざんとエラーを不可能にした医療記録にアクセスします。医療記録が更新されるたびにブロックチェーン上に記録され、暗号化されるだけでなく、使いたいときにすぐに使えるように保存されます。さらに本人認証とブロックチェーンの紐づけに要するのはわずか3秒で、正確性と同時にスピードも求められる医療機関で活用される可能性が高いと考えられます。

Patientory,Inc.はブロックチェーンを搭載した医療記録を安全に保管、使用することの出来るアプリケーションをすでにリリースし実用段階まで技術を推し進めており、IrisGuardはこれまで何億もの虹彩スキャンと処理に携わってきました。IrisGuardは世界12カ国に何千ものユニットを展開し、そのソリューションは、ATMの認証、承認、スーパーマーケットのPOS取引、マイクロファイナンス、給与保証、医療援助、送金にまで及んでいます。

このように一社で技術を独占するのではなく、必要なパートナーを探し、それぞれの技術を提供し合いながら世界を変えてゆくソリューションを提供する力がブロックチェーンにはあります。

これまでは互いに無関係な業界業種であっても、ブロックチェーンというツールを用いて結びつき、やがては世界をより良く変えてゆくことの出来る価値を提供可能な時代がもう訪れています。

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