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チャンネル登録者数世界トップが動画配信プラットフォームに参加
ブロックチェーンを用いた動画配信プラットフォームの台頭は各業界から注視されていますが、
そのうちの一つであるDLiveは、チャンネル登録者数世界トップのPewDiePie氏が参加を表明したことで大きな注目の的となっています。
DLiveはビデオストリーミングから中間搾取者を取り除くことを目的として立ち上げられたプラットフォームで、Ethereumベースであるブロックチェーンの特性を活かし、クリエイターが仲介者なしに収益を直接手に入れることができる分散型のプラットフォームの構築を行いました。
このプロジェクトを主導するのは米国に拠点を置くスタートアップであるLino Networkで、2018年にはDLiveを実現するために2000万ドルの調達に成功しました。
Lino Networkはこの資金を有効に活用することで、システムを構築し、コンテンツ制作者と視聴者を始めとしたユーザーから支持を集めています。
PewDiePie氏はこの理念に共感したことでチャンネルを設置し、DLiveのみで行われるライブストリーミングを配信すると宣言しました。
またDLive内で行われるサポートクリエイターズキャンペーン内において、最大で100人のクリエイターに対して最高5万ドルを寄付すると発表しました。
これは業界内で大きな衝撃を起こすのと同時に、PewDiePie氏が抱える9,400万人のチャンネル加入者が大きくDLiveに参加する可能性を示唆しました。
ブロックチェーンの優位点を把握し、それを理解しやすい形で発表することで、インフルエンサーと呼ばれる影響力のある人々を動かし、ビジネスを大きく前進させることができます。
これは映像業界だけでなく、様々なプラットフォームにも共通して言えることです。
一般的に難しいと思われている最先端のテクノロジーをどのように浸透させていくのかという問題は業界問わず抱えるものですが、この先行事例にヒントが隠されているかもしれません。
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