ビジネスにおいて最も重要なのは需要と供給のバランスですが、これは各企業の人材採用やフリーランスへの外部委託の面でも同様です。
また、人材採用の面でどのようなスキルに対する需要が高いのかを把握することで、今後の市場動向を予測することができます。
ヒューマンリソースやキャリアパスに常にアンテナを張り動向をチェックし続ける世界最大級のビジネスソーシャルネットワーキングサービスであるLinkedIn®は2020年に最も需要の高いハードスキルとしてブロックチェーンを選定しました。
LinkedIn®は世界5億7500万人が愛用するSNSで、statista.comの統計によれば全世界のTwitter利用者の2倍以上にあたる数字です。
世界中のビジネスパーソンが日々活用するLinkedIn®の調査において去年トップだったクラウドコンピューティングやAIなどを抑えブロックチェーンが一位に選出されたことは今後の市場動向を測る上で重要な指針と言えるかもしれません。
求められるハードスキル
ハードスキルとは特定の業務を行う上で求められるビジネスパーソンの能力です。開発や監査会計などといった技術的な能力と、専門知識やその実行力など知識的能力がこれにあたります。調整能力やコラボレーション能力、人間性や創造性などで測定されるソフトスキルと比べるとわかりやすい指針で、基本的に人事採用の際にはこの両面のバランスで判断が下されます。
ブロックチェーンは、IBM、Oracle、JPMorgan Chase、Microsoft、Amazon、American Express、BMW、ウォールマート、LVMHなど、世界中の企業が参入を始めており、当ブログでお伝えしている通り、トレーサビリティや医療、デジタル遺産などといった広い業界で使用されています。
今後も当ブログではブロックチェーンのユースケースや動向をシェアし続けます。
ブロックチェーン単体で市場を分析することは困難であり、やや時期尚早と言えるかもしれませんが、どのような市場においてブロックチェーンの導入やコラボレーションが可能なのか常に注視する事で、新規事業の可能性が広がっていくのではないでしょうか。
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