注目度ランキング発表!令和元年で1番関心を集めたブロックチェーン導入事例【決定版】

令和元年が過ぎ、2020年がやってきました。

当ブログではブロックチェーン技術が発展を遂げ、ブロックチェーン=金融ではなくなった2019年から、ビジネスの観点でどのようにブロックチェーンが使われているのかをレポート、おかげさまで多くの読者を獲得してきました。

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ブロックチェーンとは?分散型台帳の基礎や仕組み、セキュリティ、活用法を図解でわかりやすく解説!

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注目度ランキング発表!令和元年で1番関心を集めたブロックチェーン導入事例【決定版】

日本においてはまだまだ出足の鈍いブロックチェーンのビジネス実装ですが、2022年から2023年にかけて爆発的な普及が予測されています。普及が始まってからスタートを検討するのではなく、スタートダッシュが切ることが可能な状態でいるために、現在からユースケースやビジネスモデルの発展に注目しておくのがいいかもしれません。

令和元年にリリースされた記事の中で注目度の高かった上位5記事を振り返ってみましょう。

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第5位
フェアトレードに活用されるブロックチェーン技術。現状のフェアトレードが抱える問題をブロックチェーンが解決する

生産者が本当に適正な報酬を得ているのか。生産環境を消費者がチェック可能なシステムが足りない。生産物が本当に安全なものなのかを確認できない。などといった問題点が指摘されるフェアトレードにおいて、コーヒー製造の農園、所在地、豆の品種までをブロックチェーン上で記録し、信頼できる農家や販売所から購入することを可能にするシステムを開始したCaricoCaféConnoisseur社の取り組みを紹介しました。
国際協力として身近なフェアトレードのような取り組みに対してブロックチェーンが透明性を担保することで、より多くの人々に参加してもらう機会を創出することが可能であるという記事でした。

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第4位
ペット業界でニーズが高まるブロックチェーン技術

ペット業界では長い間「いのち」をテーマに様々な議論がされています。
マイクロチップの導入でペットに関する情報管理は効率的になってきてはいますが、それでも記録できる情報量や安全性などといった多くの課題が残ったままです。
また、ペットショップの飼育方法や管理体制もブラックボックスになりがちです。
犬や猫などの様々な情報をブロックチェーンに記録することで、ペット業界における諸問題を解決することを目指すCogniPetのソリューションを紹介した記事です。

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第3位
スポーツ・健康に関するデータの収益化をブロックチェーンプラットフォームでこう実現する

モバイル端末を利用したスポーツのデータを管理するアプリケーションにもブロックチェーンが導入され始めている例としてBEATというプロジェクトを紹介しました。
BEATはスポーツをするたびに生成される健康データをブロックチェーン技術を使って収集し、そのデータを個人がスポーツジムなどのスポーツ関連企業に提供することで様々な対価を受け取ることを可能にしました。
2023年には2017年の4.5倍となる1100億USドルまで拡大すると予測されるモバイルヘルス市場において、どのようにブロックチェーンを活用することでビジネスに結びつける事ができるのかの一例を示す記事でした。

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第2位
廃棄物をリサイクルして報酬を獲得!ブロックチェーン技術が廃棄物問題を解決

多くの国や地域が抱える共通のする課題の1つである廃棄物処理の管理について、発展途上国におけるプラスチック廃棄物を削減するためにブロックチェーン技術を活用しているPlastic Bankの取り組みを紹介しました。
あらゆる店舗で食品や電話の充電ユニットなどを購入するために使用することが出来るデジタルトークンをプラスチックのゴミをリサイクルセンターに持ち込む人たちに報酬として送ることによってリサイクルを促しています。

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【ブロックチェーン開発とは?】メリットや活用法、注意点、開発事例を紹介

第1位
ブロックチェーン×IoTで車が駐車場と通信!駐車場選びも支払いも自動化

ボッシュは、ドイツのシステムソリューション事業を幅広く手がけているシーメンス社と共同でブロックチェーン技術を用いた駐車場管理システムを開発しています。
ドイツに本社を設ける世界的企業であるボッシュ社が促進するIoTとブロックチェーンの融合の好例を紹介しました。

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平成で圧倒的に一番注目を集めたCaricoCaféConnoisseur社のとりくみの記事が5位に下がり、自動車とブロックチェーンの融合についての記事が一位を獲得しました。

世界の関心も、シンプルなサプライチェーンを超えてより身近なキーワードに向かっていることがわかります。また、ブロックチェーンを活用したビジネスと言うと暗号資産などをサービスに組み込む、もしくはサービスの中心に据えるトーカナイズを前提としたビジネスモデルを前提としがちですが、必ずしもトークンが介在せずとも十分にブロックチェーンの利点を活かすことができる前例が増えてきたことは、規制の観点から見ても日本企業にとって光明かもしれません。

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【ブロックチェーンのトークンとは?】種類や違いをわかりやすく解説

令和二年も当ブログはさまざまなブロックチェーンビジネスの活用事例をシェアしてまいります。知識やチャンスを得るきっかけとしてご愛用いただければご幸甚です。

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