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金融や商取引のための革新的なプラットフォームを開発
ニューヨークに本社を持つ分散台帳技術を開発するR3(R3CEV LLC)は、異なる業種同士でも企業間で円滑に取引するためのブロックチェーンプラットフォームであるCordaを構築しました。
これまでもブロックチェーン技術を用いることで円滑な商取引とその記録を改ざん不可能なデータとして保存することが可能でしたが、分散型公開台帳技術はその成り立ちから取引内容が一般に公開される仕組みになっており、機密情報の取扱に慎重になる必要がありました。
このブロックチェーンの弱点を可能な限り排除することを目的に構築されたのがCorda Networkです。
Corda Networkでは取引記録の開示を必用な参加者のみに絞ることによって情報漏えいのリスクを最小限に抑えながらパートナー間のシームレスな取引が可能になり、アプリケーションを迅速、安全、そして経済的に展開できます。
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さらにCordaは強みはセキュリティ・プライバシーが最高水準で設計されていることです。
そのため、Cordaプラットフォームは、金融サービスから医療、石油とガズに至るまで、
異なる業界同士の取り引きでもスムーズに取引が可能となります。
さらに2019年1月29日には、SBIホールディングス株式会社とR3は、
日本におけるCordaおよびCorda Enterpriseの普及のため合弁会社を設立を発表しました。
ブロックチェーンの技術を活用したプラットフォームはインフラとしての機能を持ち異業種同士をつなぐ大きな基盤となります。
こうしたブロックチェーンを起点して、異なる業界同士の垣根を超えていく動きは日本国内でも徐々に始まっています。
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