クラウドソーシングとブロックチェーンテクノロジー
2018年は副業解禁年と呼ばれ、政府のモデル就業規則に副業・兼業の推進に向けたガイドラインの記述ができました。
昨今、クラウドソーシングサービスにおいてはサービス数も利用者も増加傾向にあり、企業も積極的に活用しています。
さらに先述のように副業・兼業が解禁されたことにより、仕事の受注者も今後増加していくと見られています。
クラウドソーシングサービスを利用すると、仕事の受発注がしやすくなり誰でも手軽にはじめることができます。
そしてこのクラウドソーシングサービスにブロックチェーン技術の導入を試みる企業があります。
ランサーズ株式会社はbeepnow OUと提携し、評価経済の実現に向けたブロックチェーン技術の開発を始めました。
beepnow OUが展開するスキルシェアサービス「beepnow」とランサーズが展開するクラウドソーシングサービス「Lancers」の7サービス提携からはじまり、ブロックチェーン技術によって個人の評価システムを構築することがゴールです。
つまりこれは個人、業者の情報をブロックチェーンによって管理、評価し互いが納得した上で仕事をするシステムということになります。
受注者の個人情報やスキル、評価がわかれば発注者はふさわしい仕事を依頼することができ、なんらかの不正や不備があったときに追跡が可能です。
また発注者の情報が確認できることで、対価の未払いや仕事内容に透明性を担保することができます。
雇用形態にしばられないクラウドソーシングのプラットフォーム需要
今後、雇用形態や労働時間によって縛られることのない、フリーランスとして働く人口も増えていくとみられていることから、同社は自由な働き方の選択肢を提供しています。
その中でも「個人」の信用力がクラウドソーシングにおいて重要と考え、このシステムを開発したといいます。
他にもブロックチェーンを活用したアウトソーシングプラットフォームZoomも、企業の依頼プロジェクトや必要なスキルや資格などをブロックチェーン上に記録し、互いに確認し合えるものです。
今後もクラウドソーシングのサービスは広がっていくことは間違いありません。
これからは会社や企業に依存するのではなく、個人のスキルを高めて、市場価値を上げていく中でこのようなサービスは必要不可欠でありブロックチェーン技術が導入されることにより安全性と効率性が高いサービスになると言えます。
ブロックチェーン技術は私たちの働き方まで変えていくでしょう。
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