いまや一種の職業にもなったゲーマーの世界でも、ブロックチェーン技術は導入されています。
オンラインゲームは世界中で急激に成長しており、eスポーツと名付けられるほど産業として大きくなっています。
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【ブロックチェーンの7つのメリット】デメリットもわかりやすく解説
産業として拡大するゲーム業界とブロックチェーンの可能性
2022年のアジアオリンピックではeスポーツが正式なメダル種目になるほど注目を浴びている今日、ゲーム大会の賞金総額は約192億円とも言われています。
この賞金金額はあくまで大きな大会の優勝金額ですが、ゲームの世界ではネットワーク上で賞金や戦利品をやり取りする機会が多く存在します。
それは個々人のやり取りの場合もあれば、チームゲームのものとして複数人で行われる場合もあります。
このインターネット上での賞金やり取りにおいてブロックチェーン技術ほど、優れているものはありません。
例えば、賞金や戦利品のやり取りをする際に、ブロックチェーンの高い透明性と改ざん不可能という特徴が役に立ちます。
すべてオンライン上での記録が残るため、確実にやり取りができますし、対戦記録の証拠として残すことが可能です。
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【ブロックチェーン開発とは?】メリットや活用法、注意点、開発事例を紹介
ゲーム業界におけるブロックチェーン技術活用の事例
分散型アプリケーション(DApps)の開発が活発に進められています。
これはブロックチェーン技術を用いて開発されたもので、従来のゲームアプリとは異なる特徴があります。
Dappsの特徴
- 中央管理者なしで、参加者が運営・管理ができる
- トークン利用により、アセット(資産)化される
- 暗号通貨がゲームの中で利用される
ブロックチェーンの特徴である非中央集権的なゲームなので、運営元に操作されることなく、ゲームを楽しむことができます。
さらに、暗号資産の一種であるトークンが利用されているため、ゲームがなくなったとしても、システム上では資産として残ります。
多くの場合、ゲームを失うと、ゲームデータや資産も消えてしまいますが、ブロックチェーンゲームでればその可能性はなく、安心して資産として残ります。
これはつまり、リアルマネートレードをゲームを通じて行うことができるということです。
例えばアバターやアイテムを売れば、その対価が手に入るので、利益につなげることも可能です。
実際にゲームを通じてお金を稼ぐゲーマーもいると言われていますから、そのやりとりの記録としてもブロックチェーン技術は有効です。
ブロックチェーン自体は難しいものとして捉えられがちですが、馴染みやすいゲームにまで使われていることから、
「ブロックチェーンを用いたゲーム業界」がさらに盛り上がることは違いありません。
さらにゲーム実況などプレイヤーの影響力、発言力が高いこともあり、ビジネス拡大は加速していきます。
ゲーム産業は日本を代表する産業の一つです。ブロックチェーン技術の有用性を最大限生かし、ビッグチャンスをものにすることも十分可能です。
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