ポイントサービスの3つ課題をブロックチェーンが解決
日本はポイント大国と呼ばれるほどポイントサービスが広がっています。
サービスを受ける消費者たちもポイントが嫌いな人はいないのではないでしょうか。
ですがサービスの数が増え、財布の中にポイントカードや溢れている、管理しきれない、という人も多いでしょう。
そのような中、共通ポイントを発行し、さらに共通ポイント同士をすぐに交換できるサービスを開始する動きがあります。
2017年2月、アメリカ サンフランシスコで異種類のポイントなどを即時交換できるサービスの開発がはじまりました。
プロジェクトはデジタルガレージというスタートアップ企業が中心となり、子会社やVCなどが協働しています。
現在はサービスの試作版がローンチされ、試用と改善が行われているとのことです。
これまでの共通ポイントの難点は以下の三点でした。
- 面倒な手続き
- 実際にポイント交換をする際のタイムラグ
- コスト、労力の問題
消費者がポイントを換えたいと思ったときにリアルタイム交換することができず、交換するときには一定のコストがかかってしまうのが現状でした。
共通ポイントの管理、交換処理は複雑で面倒ですが、ブロックチェーン技術を導入することで安価でスムーズに行うことができます。
ブロックチェーンはネットワーク上で複数人がつながっており、取引のすべてを記録、監視することができます。
これにより情報の透明性が担保されるので、セキュリティーの水準を保ちながらシステム運用が可能になります。
日本においてはTポイント、楽天ポイント、ポンタポイントなどポイントの数は数えきれないほど存在し、各社が顧客囲い込みのために様々なサービスを提供しています。
ブロックチェーンを用い、共通ポイント化することで顧客が流れることを恐れるためブロックチェーン導入に乗り気でないかもしれません。
ですが共通ポイント化することでポイントそのものがより貨幣に近いものになり、サービス自体が盛んになることで新規顧客の獲得やポイント価値の上昇などが見込めます。
ポイント共通化が進む中、ブロックチェーンがそのカギになるといえます。
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