音楽業界の楽曲作成者を守り、アーティストへ対価を還元させるブロックチェーン技術

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音楽業界におけるブロックチェーンの可能性

音楽業界においてもブロックチェーン技術を使えば、現在の課題をブレイクスルーし、ビッグチャンスにつなげることができます。

音楽業界の慢性的な課題は大きく2つ存在します。

1つ目は著作権保有者の裁量が少ないこと
2つ目はアーティストに正当な対価が支払われていないことです。

この2つの課題が長く解決されない理由は音楽業界の複雑な構造にあります。

本来、著作権は楽曲が作成された時に発生し、
その権利は楽曲制作者に与えられますが、現在の音楽業界では楽曲制作者の裁量が少ない構造になっています。

なぜ楽曲製作者の裁量が少ないかというと、

楽曲制作者ではなく、著作権管理団体が音楽使用料などの管理、決定を行っているからです。
これは楽曲の実質的な権利を楽曲制作者ではなく、管理団体がにぎっているということになります。

結果的に楽曲制作者への対価も少なくなってしまっているのが現状です。

さらに、楽曲をメディアやショップで流通させるということになると、仲介料や宣伝料もかかるので支払われる金額は少なくなっています。

そこで、ブロックチェーン技術を用い、

楽曲制作者の著作権から、使用料までをすべて記録することによって、権利と資産を守ることができます。
その記録をもとに、楽曲制作者やアーティストに対価を支払うことで、一部の団体が利益を得てるようなことは防ぐことが可能です。

音楽とブロックチェーン技術の活用事例

また私たちの生活において音楽は切っても切れないものですが、その関わり方もスマートフォンの普及により変わってきました。
今、音楽を聴くときに用いられているメインツールはストリーミングです。
ストリーミングはダウンロードや実店舗での販売を上回り、アメリカでは2017年の音楽売上の62%を占めるまでになっています。

ですが、ここでも先述したような楽曲制作者、
アーティストに十分な対価が支払われていないという問題が存在しているのが現状です。

この問題に対してブロックチェーン技術を使い、
解決策を講じたのがアメリカの会社、eMusicです。
1998年に世界初のデジタルミュージックストアとして誕生した同社は、
従来の小売業者やレーベルなどをはじめとした仲介業者に中抜きされていた収益を、直接アーティストたちに届くようなシステムを構築しました。

昨年秋には日本語サイトもオープンしたことにより、日本の音楽マーケットに対しても先述した問題を認知させ、
透明性のある音楽業界作りについて情報発信していくことが期待されます。

同社以外にもブロックチェーンを用いて音楽業界を変革しようとする企業は存在するものの、いまだに根深い問題解決には至っていません。

音楽業界においてブロックチェーン技術はその構造をシンプルにし、
楽曲制作者も管理団体も正当な対価が支払われるようにするための解決策です。

幅広い分野で融和性の高いブロックチェーン技術を使い、音楽業界を牽引する存在が必要です。

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