さまざまな業界で浸透しつつあるNFTですが、個人が自身のアイデアやクリエイティブな作品にNFTで価値を位置付け販売することも増えてきました。今回はその中でも、NFTで成功した子供たちについて紹介します。
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NFTを活用し成功した子供たちの事例
12歳のコーダーがNFTを販売
Benyamin AhmedくんはWeb開発者として働いている父親の影響で、5歳からプログラミングを始めました。HTMLとCSSから始め、JavaScriptやその他のプログラムも学習しました。
今年に入って彼はNFTとスマートコントラクト に興味を持ち、自身のNFTコレクションを作成しました。
Minecraft Yee Haaというコレクションの次に、3,350種ものクジラのピクセルアートをプログラムしたWeird Whalesを作成したところ、コレクション全体が9時間で完売し約110ETHを稼ぎました。
8月23日14時時点(日本時間)の1ETHの取引価格は約3,350ドル、BenyaminくんのNFTコレクションは約37万ドル(約4,000万円)相当になります。
小3の夏休みの自由研究に「NFTアート」
小学3年生の、通称「Zombie Zoo Keeper(ゾンビ飼育員)」くんは、夏休みの自由研究でつくったピクセルアートを世界最大手のNFTの売買ができるマーケットプレイスOpen Seaで公開し、最初の作品3枚を0.006イーサ(ETH、当時の値段で約2300円)ほどで売り出しました。
有名なインフルエンサーがZombie Zoo Keeperくんの作品を購入したことをきっかけに人気が高まり、さらに転売によって価値が高騰し最高では2ETH(約80万円)で落札されました。
Open Seaについて
Open Sea ではNFTの作成にイーサリアムの手数料であるガス代がかかりません。
そして販売方法が2通りあり、価格を設定するか、オークション形式かを選択できます。
また、自分が購入したアート作品を転売することができ、その作品が売買された際に作者は販売額の一定の割合を手数料(ロイヤリティ)として受け取ることができます。
この仕組みによって作品が売れた後も作者は収益を得ることができます。
バイラル動画「David After Dentist」をNFT販売
David DeVore Jr.くんは、20歳になった現在、2009年に投稿されたバイラルYouTube動画「David After Dentist」のNFTを13,500ドル以上で販売しました。
当時7歳の彼は治療のため抜歯をしました。その時の麻酔を打たれて後部座席で不機嫌にしている彼の様子を、彼の父親がビデオで撮影したのが今回の動画です。元の動画だけでも1億4000万回以上再生されています。
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まとめ NFTを活用し成功した子供たちについて
アーティストが自分の作品をデジタル化するための手段として始まったNFTがデジタル資産を売買することで大きな利益を期待できる投資機会になりました。
今回ご紹介した子供たちのように、今後多くのアーティストがNFTを利用することで注目される作品や収益を得る機会が今後増えていくことが期待されます。
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特定の才能を持つ人材発掘、そして個人の著作権が守られているスタンスを維持できるかは開発者のみならず、受け手側の素養も試されるのだろうか?