急成長するビデオストリーミングの裏で残る問題
Youtube、AmazonPrimeなどビデオストリーミングのサービスは近年急激に拡大しています。
スマートフォンの普及も相まって、市場としてもかなり大きなものになっています。
その中でもワールドワイドで見ると、2015年から2017年にかけてビデオストリーミング系アプリの消費時間は2.5倍にも伸びているという検証結果もあり、消費者にとっては生活の一部と言っても過言ではありません。
ですが、ビデオストリーミングの業界は配信業者も利用者にも不便さが残る部分もあります。
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売上利益の透明性とキャッシュフローのスピード
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盗作・盗用問題
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著作権、知的財産権の所有
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ログイン時の煩わしさ、セキュリティ管理
現代では音楽を聴く場合もストリーミングサービスを利用する方も多いですが、
ミュージックストリーミングと同様の問題がビデオストリーミングでも起きていると言えます。
盗作を防ぐ!?ビデオストリーミングブロックチェーンプラットフォーム
Livepeerはニューヨークのベンチャー企業で、ブロックチェーンを利用してインターネット経由でビデオを配信できる技術を開発しました。
このシステムは中央管理者をもたず、全ユーザーはプラットフォーム上で3分類されます。
サービスを利用する「ユーザー」、動画配信をする「ブロードキャスター」、サービス開発をする「デベロッパー」です。そしてユーザーはこのネットワーク上でそれぞれオーナーとなり、互いに監視し合うことで、盗作・盗用を防いだり、著作権、知的財産権問題を解決することができます。
分散型管理だから、仲介業者に搾取されない!
また、ブロックチェーン上のプラットフォームなので、視聴料や制作費などの金銭記録も永久的に残すことが可能です。中央管理者によって仲介料や手数料を搾取されることもなく、製作者も視聴者もコンテンツの作成、視聴を楽しむことができます。記録や情報をオープンにしているからこそ、それぞれを管理することが可能になり不正防止につながるのです。
このLivepeerは開発途中であり、実際にサービスが開始されているわけではありませんが、StreamやVideoCoinNetworkなど同じようなサービスは多く開発されています。
コンテンツ制作者が不利益を被らず、視聴者の不正防止や手続きの煩わしさも省けるシステムが市場に出れば、大きなビジネスチャンスをつかむことができます。日本においてはYouTuberなどが急増していますが、システムやビジネスサービスのクリエイターはまだ多くいません。
ブロックチェーンを用いたシステムを開発することによって、パイオニアとしてビジネスチャンスをつかむことができます。