2020年5月17日、カリフォルニアジャイアントベリーファームはIBM Food Trustブロックチェーンを採用していることを発表しました。
カリフォルニアジャイアントベリーファームは、米国でトップのベリー生産者であり、消費者が必要なときに必要なだけ最高品質のイチゴ、ブルーベリー、ブラックベリー、ラズベリーを提供することを目標としています。
IBM Food Trustブロックチェーンを採用することで、この目標の達成を目指しています。
ブロックチェーンでベリーを追跡し、事業を効率化
カリフォルニアジャイアントはソフトウェア設計会社Glassbitの Glasschain ソフトウェアソリューションを使用し、サプライチェーン参加者のERPソフトウェアをIBM Food Trustにリンクしました。
ブロックチェーンを使用することにより、果実の収穫時期と場所のデータなどのトレーサビリティを記録することができます。
貿易パートナーに対しては、事業を効率化して在庫や配送状況に透明性をもたらすことができます。消費者に対しては、製品のトレーサビリティを明らかにすることにより、食品の安全性と鮮度の両方を確保することができます。
IBM Food Trust について
IBM Food Trust は、ブロックチェーンによる食品トレーサビリティイニシアチブの1つであり、多くの生産者、卸売業者、小売業者によって使用されています。
IBM Food Trustが利用されている事例をほかの記事でも紹介しています。
カリフォルニアジャイアントのプレジデントであるBarsi氏は、次のように述べています。
「カリフォルニアジャイアントの長期的な戦略の柱の1つは、未来の農業です。IBM Food Trustによるブロックチェーンのコンプライアンスは、革新的な取り組みの1つでした。IBM Food Trustは、私たちのブランド製品の安全性の保証と最高品質を維持して運ばれていることに透明性をもたらし、消費者に信頼を提供する機会となっています。準拠する企業が増えるにつれ、食品サプライチェーン全体が良い方向に改善されることが期待できます」
まとめ ベリーの安全性と鮮度を管理するIBM Food Trustブロックチェーン
今回は、ベリーの安全性と鮮度を管理するIBM Food Trustブロックチェーンについて解説しました。
食品のトレーサビリティを実現するIBM Food Trustは、世界各国で採用する企業が続々と増え始めています。国内におけるブロックチェーンの事例も同じように今後増えてくることでしょう。
ブロックチェーンを導入すれば、食品の安全性と鮮度を効率的に管理することができます。
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