ブロックチェーンベースのロジスティクス管理プラットフォームをファッションブランドDesigualが採用
ブロックチェーンのスタートアップ企業のFinbootは、バルセロナを拠点とするファッションブランドDesigualと提携し、Finbootの技術であるMARCO Track&Traceアプリケーションを活用し、サプライチェーンの透明性を向上することを明らかにしました。
従来、Desigualが発注書を作成した際には、商品が小売り業者の流通センターに到着するまでに、ロジスティクス上において多数のマイルストーンが発生していました。
ロジスティクス上のマイルストーンは、各サプライヤーや貨物輸送業者まで幅広い領域の組織がが含まれます。
このロジスティクスの流れに対する課題は、ロジスティクスにおけるサプライチェーンの透明性の欠如でした。
製品の追跡ができておらず、遅延が発生した時にサプライチェーンのどこで発生したのか、発生源を特定することができませんでした。サプライチェーン上の透明性を確保することができていないために、予防措置など対策を講じることが困難な状況でした。
Desigualは、Finboot独自のブロックチェーンベースの『MARCOTrack&Traceソリューション』採用することにより、注文から配送センターへの到着までのプロセス全体をほぼリアルタイムで追跡することがが可能となりました。さらに、ブロックチェーンにより、サプライチェーン上のステークホルダーと安全に情報のやり取りを行うことができます。
サプライチェーン上に透明性がもたらされることでアカウンタビリティを果たすことが可能です。
DesigualとFinbootは将来的に、トレーサビリティの追跡を発注書の発行から、消費者に製品が届くまでの全てのサプライチェーンに拡張し、生産、流通の全てにおいて可視化することを目指しています。
DesigualのテクノロジーイノベーションリーダーであるJavier Fernández氏は次のように述べています。
「透明性と汎用性のあるサプライチェーンを持つことは、運用効率の向上と生産プロセスへの洞察の向上の両方を目指す私たちにとって最も重要です。FinbootのブロックチェーンソリューションMARCOを使用し、デジタル化の最前線に立つことで、アナログで非効率的なシステムに依存し続けるブランドに対して競争力を維持します。このサプライチェーンの透明性は、当社のブランド価値を高め、Desigualのすべての利害関係者に利益をもたらします。」
FinbootのCEO兼共同創設者であるJuanMiguelPérezRosas氏は、次のように述べています。「ブロックチェーンは、複雑なロジスティクスに必要な透明性と可視性をもたらし、将来のサプライチェーンの構築を支援します。Finbootはファッション業界で豊富な経験を持ち、ヨーロッパと米国の両方で他の主要ブランドと協力してきました。また、Desigualに独自のミドルウェアソリューションMARCOを提供して、業務に汎用性を組み込んでいることを嬉しく思います。グローバリゼーションが加速する時代において、安全でデジタル化されたサプライチェーンの必要性はかつてないほど高まっています。パートナー、サプライヤー、消費者がよりアカウンタビリティのある追跡可能な情報にアクセスできるようにするテクノロジーの採用により、ますますデータ主導の世界でブランドに必要な信頼がもたらされます。」
Finbootは、2020年12月14日にも世界的な皮革や布地のコーディング技術を持つstahlと契約しています。ブロックチェーン技術の提供を行いstahlで処理された材料を使用するブランドと処理情報を共有することで、製品の持続可能性の証明を検証しています。
主要ブランドは、Finbootのサプライヤーが承認した化学物質のみを使用することを求めており、製品の持続可能性に関する情報の共有が必要であり、今回のプロジェクトで検証しようとしています。
ブロックチェーンによって提供される革新的な透明性は、stahlが石油化学製品から新しく、従来よりも持続可能性を持つ原材料に変更したことを実証する上で重要な役割を果たすことが期待されています。
ファッション業界においてブロックチェーンを採用する機会が増えています。
ファッションブランドの偽造防止のため、サプライチェーンの改善のため、製造過程に置ける持続可能性の証明のためなどです。SDGsの各種目標である「飢餓とか貧困」の課題解決に向けたブロックチェーンの活用事例もあり、今後他社との差別化としての証明手段としてブロックチェーンの利用は引き続き、増えてくることでしょう。
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