医療データの横断的な管理をブロックチェーンとIoT技術で実現する

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医療データの横断的な管理をブロックチェーンとIoT技術で実現する

医療管理プラットフォームイメージ画像

COVID-19の世界的な流行により、医療(ヘルスケア)分野におけるデジタル技術の需要は非常に高まっています。

ヘルスケア分野に対して変革を起こすことを目的とし、VechainとI-Danteは、ブロックチェーンベースの医療データ管理プラットフォームを共同開発しました。
VechainはI-Danteによって共同開発されたのは、ブロックチェーンベースの医療データ管理プラットフォーム「E-NewHealthLife」です。

医療データ管理プラットフォーム「E-NewHealthLife」は、現在のヘルスケア分野における課題を解決することができると期待されています。

医療データ管理にブロックチェーンが有効なわけ

 

従来の医療データは病院毎に中央集権的な管理が主なため、セキュリティや医療データを管理するソフトウェア自体が異なっている点や、医療関係者同士で横断的に医療データを共有する際の個人情報保護法等の制度という観点等からも、医療データを所有する複数の関係者同士による情報共有を実現することは困難でした。

 

ブロックチェーンは、従来の医療データにおける課題を解決することができる可能を秘めています。

 

 

ブロックチェーンを活用することで、データの管理を中央集権的な方法から分散管理型の方法に変更できるため、患者本人を含めた医療における関係各所がそれぞれでデータを閲覧、管理することが可能となります。

 

ブロックチェーン上の記録された情報を閲覧するには、権限が必要となるため、見ることができる部分と、見れない部分を調整することが可能であり、個人のプライバシーを守りつつ、関係各所に情報を横断的に共有することができるようになります。

 

 

さらに、ブロックチェーン上で記録される情報は暗号化され、耐改ざん性に優れているため、機密性の高い医療情報の管理に最適であると言えます。

 

医療データ管理ブロックチェーンプラットフォーム「E-NewHealthLife」

 

2020年5月19日の共同通信JBNによると、キプロス共和国の総合医療制度(General Healthcare System)に則っている、キプロスの病院Mediterranean Hospital of Cyprusは、E-NewHealthLifeのアプリケーションを導入した最初の病院となりました。

 

E-NewHealthLifeは、VeChain ToolChain ™が搭載されたDigital Healthcare Passportという暗号化されたNFCカード(非接触ICチップ)を使って患者のデータを収集、管理します。このカードは病院のどの患者にも割り当てることが可能です。

 

患者がDigital Healthcare Passportを使用することで、救急室の受付の際に、自動的に個人情報の登録ができ、携帯端末から待ち時間をチェックする、自身の医療記録の管理をする等様々なことが可能となります。

 

さらに、ブロックチェーンを利用したE-NewHealthLifeは、病院の情報管理を支えるとともに、エンドユーザーにもサービスを提供します。

E-NewHealthLifeはGeneral Data Protection Regulation(=GDPR、EUの一般データ保護規則)に完全に準拠しているため、このアプリを使用すると、アプリの所有者は自分に関するプロファイルと医療記録を規制に準じて完全に管理することができます。

 

自分に関する医療データは、自分が承諾をすることで初めて第3者に共有される仕組みとなっています。

医療分野でブロックチェーンは橋渡しの役割を担う

ブロックチェーンは、業界における相互運用性の課題解決に役立つことが期待されています。

BIS Researchによると、ヘルスケア市場におけるブロックチェーンテクノロジーへの支出および投資は、2025年までに56億1000万ドルに達すると予測されており、ブロックチェーンテクノロジーを採用すれば、ヘルスケア業界は2025年までに最大1000から1500億ドルを節約できるとされています。

 

Vechainは、様々な業界間をつなぐためのサービスを提供し、それぞれ環境下での規制を守りながらビジネスに透明性をもたらしています。今後もVechainは多くのソリューションを開発し、ビジネスを展開してくことが考えられます。

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