NFTを活用した取り組みには、さまざまな事例が増えつつあります。
デジタル資産の投機的な値上がりを狙ったものではなく、地域を盛り上げたり、困っている人たちを支援したりできるNFT活用事例も多いです。
今回は、地域活性化やNPO団体の活動に貢献できる国内のNFT活用事例をまとめました。
株式会社リッカ
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東武トップツアーズ「山形県西川町のカヌーセンター命名権NFTオークション」
東武トップツアーズ株式会社は、日本最大級のNFTマーケット「HEXA(ヘキサ)」を運営するメディアエクイティ株式会社と連携して、2025年6月に山形県西川町に新設されるカヌーセンターの命名権をNFT化し、2024年9月1日よりオークション販売を開始しました。
山形県西川町に新設されるカヌーセンターは、カヌースプリント競技の全国規模大会や合宿誘致をはじめ、観光誘客のためのレジャーカヌーやSUPなどウォーターアクティビティの充実を目指しています。また、テレワークやワーケーションが可能なコワーキングスペースを整備することで、山形県西川町の交流人口や関係人口拡大を目的としてます。
NFT落札者には、その特典としてカヌーセンターの看板に命名した施設名が5年間掲載されます。また、今後作成される町のパンフレット等へも命名されたカヌーセンターの名称が記載されます。さらに、支援の証として、設置される看板に命名権NFTへアクセスできるQRコードが掲載され、いつでもNFT保有者を確認することができます。
https://www.town.nishikawa.yamagata.jp/soshiki/kasegu/4127.html
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スタートバーン×小田急電鉄「ムーンアートナイト下北沢 2024」
スタートバーン株式会社は、小田急電鉄株式会社と下北沢商店連合会との共催で、2024年9月13日(金)から9月29日(日)まで、シモキタの街を舞台に、「月」をテーマにしたアートフェスティバル「ムーンアートナイト下北沢 2024」を開催しました。
「ムーンアートナイト下北沢 2024」では、スタートバーンの「FUN FAN NFT」を利用することで、街を巡りながら楽しめるNFTスタンプラリーと有料NFTチケット保有者のみが閲覧できるアート作品などが用意されました。
「お月見スタンプラリー」では、下北沢の街を歩きながら、うさぎがモチーフの小田急電鉄の子育て応援マスコットキャラクター「もころん」とたぬきゅん&フレンズ「ラビやん」を用いた本フェスティバル限定のNFTの収集を行いました。
また、一部会場への入場や期間限定の体験を含む有料NFTチケットが3種販売されました。購入したチケットによって、対象店舗での割引などさまざまな特典が提供されました。
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NFTを使った寄付サービスKifto(キフト)
シースリーレーヴ株式会社は、寄付をすると、NFT画像(NPO活動画像など)が届く寄付サービス「Kifto(キフト)」を開発し、寄付の募集を開始しました。
Kiftoで寄付をすることで、様々なNPO団体を支援でき、寄付をした証として、団体オリジナルの活動写真のNFT画像が受け取れます。アカウント登録するだけでNFT画像を受け取れる仕組みとなっているため、NFTのことをよく知らない方でも利用が可能です。
Kiftoでは、各団体との面談や書類審査を通して、活動内容の透明性や信頼性を徹底的に確認し、厳格な審査基準をクリアしたNPO団体のみが登録されています。そのため、寄付金の使途が明確であり、公益性が高く、経営陣の経歴などもしっかりしている団体に寄付することができます。
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まとめ NFT活用事例について
今回は、地域活性化やNPO団体の活動に貢献できる国内のNFT活用事例をご紹介しました。
ブロックチェーンならではの技術を活用したNFTを使えば、ユニークなサービスやアイディアを具体化できる可能性があります。地域を活性化する取り組みや困っている人たちを支援する活動に、NFTを活用する事例も広がりつつあります。
持続可能な未来を作るために、NFTの活用を考えてみてはいかがでしょうか?
株式会社リッカ
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