リサイクルのサプライチェーンをブロックチェーンで見える化する

リサイクルのサプライチェーンをブロックチェーンで見える化する

リサイクルのサプライチェーンをブロックチェーンで見える化する

 

8月10日、PRNewswireによると、リサイクル企業のRecycleGOがブロックチェーンテクノロジーを利用してリサイクルのサプライチェーンに透明性と信頼性をもたらすことに成功したことを明らかにしました。

 

リサイクルソリューションが注目されている

昨今は、SDGsにも関係する「持続可能性」を促進することを目的として、リサイクルソリューションに対するニーズが高まっています。

持続可能性やリサイクルソリューションが注目されている背景としては、プラスチックの生産量の増加量と、生産されたプラスチックがゴミとなり自然環境に流出してしまっていることが挙げられています。

世界では年間4億トンのプラスチックが生産されており、2050年までに倍増すると予測がされています(UNEP. SINGLE-USE PLASTICS: A Roadmap for Sustainability. 2018.)。日本では、1,100万トンに達していると言われています(国立研究開発法人化学技術振興機構

さらに、世界経済フォーラムによると、プラスチックの40%は埋めたてられ、さらに32%が自然環境に流出していると言われてます。

リサイクルのサプライチェーンをブロックチェーンで明らかにする

 

RecycleGOは、リサイクルサプライチェーンと物流管理システムの融合によりリサイクル可能な素材を追求します。

リサイクルプロセスを明確化する上で、商用車用にルートの最適化、ルートの可視化やGPS追跡を使用したリアルタイムの追跡、地図ダッシュボード、自動請求システムなどの機能が含まれているモバイルツールです。これらの機能を支えているプラットフォームはブロックチェーンがベースとなっています。

RecycleGOは、DeepDive Technology Groupと提携し、サプライチェーンに透明性をもたらすことで、サービスプロバイダー側の資産計画に対してリサイクルの状況をより具体的に把握することにつながり、SDGsに対して取り組んでいることを証明する手段としても有効に活用する機会を得ることができます。

さらに消費者に対しては、リサイクルに貢献している商品かどうかなど、商品のサプライチェーンへの透明性を高め、可視化することで、消費者の意思決定に影響を与えることも可能となります。

 

このプロジェクトでは、ビジネス向けのブロックチェーンプラットフォームを展開しているDeepDive Technology Groupのテクノロジーが使われています。

DeepDive Technology Groupは分散型台帳技術、ID管理システム、人工知能、デジタルビジネスモデルやスマート分析を専門としています。その中でも、ビジネス向けのブロックチェーンプラットフォームに特化しており、医療現場における健康管理やスマートシティ、政府へのサービス、サプライチェーンなどに対してサービスを提供しています。

 

RecycleGOのCEOである Stan Chenは以下のように説明しています。「サプライチェーンの可視性が高まれば、価格決定や購買決定、在庫管理など、企業の資産計画に携わることが可能になり、それが利幅の保護、ひいては全体としての価値創造に直接的な影響を与えます」

 

RecycleGOの活用方法

リサイクルサプライチェーンと物流管理システムの機能を持つRecycleGOプラットフォームは、企業が持続可能性に貢献していることを検証可能にし、証明するためのものです。

 

RecycleGOは、企業が出すリサイクル可能な廃棄物の運搬フローを運転しているドライバーの移動に関する情報をリアルタイムにブロックチェーン台帳に記録します。さらに収集された廃棄物が新たなリサイクル商品となった場合、過程のアクションはすべてブロックチェーン上に記録され、RecycleGOのアプリケーションを通じてリサイクル商品の過程を確認することが可能となります。

 

また、廃棄物をリサイクルに出した企業は、廃棄物の内どのくらいリサイクルを行うことができたかや、廃棄物ゼロへの取り組みについての進捗など様々なリサイクルに関することを証明するデータをRecycleGOのプラットフォームから使用することができ、持続可能性への取り組みを行っていることを第三者へ証明することができます。

RecycleGOの第一段階

今回のプロジェクトの第1段階では、特定のプラスチックボトルの作成、収集、原材料の形態への変換、製造元への出荷から、別のプラスチックを製造するまでの全履歴を特定できます。

 

第1段階だけでもサプライチェーンの最適化により15~20%の節約ができると期待されています。同時に、有名ブランドの生産者はデータを利用して、企業のブランドイメージを高める方法でリサイクルコンテンツの利用可能性を直接、間接的に改善することができます。

 

SDGsへの世界的取り組みが求められている今、リサイクルのサプライチェーンを見える化してくれるサービスは、有名ブランドを中心に今後注目される可能性が非常に高いと考えられます。国内においてもリサイクルに関する取り組みをブロックチェーンで可視化するプロジェクトは増えてくるかもしれません。

 

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