昨今スポーツメディアは様々な媒体を介してコンテンツが発信されいますが、多くのメディアは常にアップデートされていくスポーツ情報に追いつくことが困難となっています。一方、スポーツファンは情報が溢れいているため、自分が本当に欲しい情報を探しにくくなっています。
こうした問題を解決し、ブロックチェーンを活用することで、ユーザー参加型のスポーツメディアを運営するのが『Scorum』です。
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『Scorum』ブロックチェーン技術を使ったユーザー参加型のスポーツメディア
Scorumはスポーツに関するデータやブログ記事などをプラットフォーム上にユーザーが投稿することで、対価を得たり読者として人気投票をしたりすることができるスポーツメディアです。
4つのコアサービスが設計されています。
1.スポーツコンテンツを最適化するブログプラットフォーム
2.統合サービスとライブラリストリームを備えた統計センター
3.手数料無料ファンタジースポーツプラットフォーム
4.手数料無料のベッティング機能
プラットフォーム内の資産の安定と保護を実現する独自のトークンシステム
Scorumプラットフォームの潜在的な視聴者数は、18歳から40歳までの約10億人と推定されています。Scorumでは、ユーザーの利用を活性化するために2種類のトークンが設計されています。
Scorum Coins(SCR) BTCやETHと同じ暗号通貨
- プラットフォームで広告を出すことができる
- パートナーからスポーツ用品を購入することができる
- 賭け、ファンタジープラットフォームに参加するために必要な通貨として使用できる
- SPトークンと1:1で交換が可能
Scorum Power(SP)ブログプラットフォーム内で使えるトークン
- ブログのエンゲージメントによって得られる報酬
- SPは12ヶ月後にSCRに変換される
SPは獲得してもすぐに報酬を取り出すことはできません。そのため、資産の安定と保護を可能にしています。
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ユーザーを飽きさせないトークンを報酬とした仕組み
Scorumプラットフォームを用いてブログの投稿やスポーツデータの提供を行うことで、投稿者はSPトークンで報酬を得ることができます。
投稿する方法の他にも、気に入った投稿に対して投票することで、投票した投稿が多くのユーザーから評価を受ければ、一番最初に投票したユーザーも報酬を得られるというユニークな方法も可能です。投票する際の投票権の数量はSPを持っている比重によって変化し、SPを大量に持っていれば持っているほど投票に大きな影響を与えることができるようになっています。
多くの票が集まったリ、エンゲージメントが高いコンテンツが報酬を得られるこの制度は、ブロックチェーンのアルゴリズムにより、質の高いコンテンツを見つけ出すことだけでなく、スパム投票からScorumコミュニティを守る保護機能も組み込まれています。
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Scorumの報酬で得たトークンの楽しい使い道
1.ファンタジースポーツ
Scorumプラットフォームは、プロジェクト内で手数料なしのファンタジースポーツを提供しています。
ファンタジースポーツとは?
実在する世界中のサッカー選手や野球選手を選び、自分だけの最強のファンタジーチームを作るシミュレーションゲームのこと。チームメンバーである現実の選手の得点が最も多かったプレイヤーが勝つというゲーム。(例えば、サッカー選手がゴールを決めると1点が入るなど)
ファンタジースポーツの参加者は年々増加傾向にあります。さらにファンタジースポーツプレイヤーの2/3近くは、一般のファンよりもスポーツライブを観戦しスポーツに関する報道を見ているというデータもあります。
こうしたファンタジースポーツの参加者の平均年齢は38歳で、18歳以上のプレイヤーはファンタジースポーツに参加するために年間平均556ドルを使うほど人気のジャンルとなっています。
ScorumプラットフォームのSCRトークンは、ファンタジースポーツのトーナメントに参加するための費用となります。
2.スポーツベッティング取引所
Scorum内では、追加料金を支払う必要なく、ユーザーは簡単に『賭け』に参加することができます。無料であるためScorumの収入源ではなく、Scorumプラットフォームのマーケティングツールとしてのみ機能しています。
BBCのデータによると、暗号通貨スポーツ賭博市場の潜在的な市場規模は1兆米ドルを超えています。ScorumプラットフォームのSCRトークンは、スポーツベッティング取引所に参加するために必要となります。
ブロックチェーン技術を採用しているScorumは、システムのすべての参加者に公平に利益を割り当てられるような安定した内部経済を実現しています。
Scorumについての動画はこちら
コンテンツのプラットフォームに暗号通貨を用いることで、Scorumのような内部経済モデルを構築することが可能になっています。
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コメント
コメント一覧 (2件)
本田圭佑さんがブロックチェーンファンドを立ち上げましたね!
僕は、大のサッカーファンなので、ぜひクラブオーナーになりたいです。本田さんが言ってたように、トークン保有者がクラブの意思決定に参画できたら、スポーツへの関わり方は大きく変わると思います!
ブロックチェーンは現在金融領域で注目される事がおおいが、今回の記事のようにエンタメ領域やクリエイティブ領域に利用されるようななれば新しい仕組み、価値観が広がり世界を豊かにしていくと思われるのでシンプルに興味深い。こういうメディア媒体がどんどん増えて欲しい。自分自身もブロックチェーンに関する知識のアップデートに努めていきたい。