医療用大麻ブロックチェーンアプリケーションでサプライチェーンを改善

医療用大麻ブロックチェーンアプリケーションでサプライチェーンを改善

＜＜あわせて読みたい＞＞

【ブロックチェーンの7つのメリット】デメリットもわかりやすく解説

大麻とブロックチェーン産業

大麻業界は世界中で合法化が進んでいることと、様々な病気の治療に使用される伝統的な薬に代わる自然由来の代替品として使用することができる医療用大麻の需要の増加により、市場は成長しています。

医療用大麻ブロックチェーンアプリは、Aeternity (AE) ブロックチェーンプラットフォーム上に構築されており、医療用大麻の購入者はアプリケーションを利用することで、購入する製品に関する詳細情報にアクセスできるようになります。

医療用大麻ブロックチェーンアプリは、ウルグアイの大麻栽培時期の関係で、6月か7月にローンチされる予定です。

＜＜あわせて読みたい＞＞

【ブロックチェーンの仕組みとは？】特徴や基礎をわかりやすく解説

ウルグアイ医療用大麻ブロックチェーンアプリ

開発会社のAeternityは、機能的なスマートコントラクトと分散化を活用して、迅速な取引を行うことができるブロックチェーンプラットフォームの構築に注力しています。

このプロジェクトについて、Aeternityの広報担当者は次のようにコメントしています。

「ブロックチェーン開発グループのInmindによって作成されたこのプラットフォームは、栽培から収穫、包装、流通に至るまでの医療用大麻の完全なトレーサビリティを可能にします。この取り組みは、国際的な品質の生産物のセキュリティ基準を高めることを目的としています。今後の開発では、オラクルやステートチャンネルなどのエタニティ技術の先進的な機能を活用する予定です。」

ブロックチェーンを活用することで、大麻の栽培から収穫、包装されるまでの真正性のあるライフサイクルデータを追跡することができます。

大麻植物のポッドサイズ、温度、湿度、温室の場所、処理、光のレベル、受粉方法、開花の詳細、農家が植物を栽培する際に利用した灌漑技術など、大麻植物のライフサイクルのあらゆる側面を追跡し、それらはブロックチェーン上には、記録されます。

このような医療用大麻のライフサイクル、品質に関するトレーサビリティ、栽培～流通に関するサプライチェーンの透明性を高めることは、大麻を薬に変えようとしている製薬会社やその他の医療ベースの事業体にとって重要な情報となることが期待されています。

＜＜あわせて読みたい＞＞

【トレーサビリティとは？】わかりやすく簡単に解説！その意味や必要性、メリットについて

将来性が期待されるブロックチェーンですが、ブロックチェーン開発には独特のノウハウや注意点があります。ブロックチェーンやスマートコントラクトを活用したシステム開発は、株式会社リッカにご相談ください。