インド政府の支援のもと、ブロックチェーンで農家を救う

農業販売イメージ画像

農業分野の新興企業Agri10xは、AIやブロックチェーンを活用しインドの政府と協力して農産物を農家が直接、市場で販売できるように支援することを発表しました。

Agri10xによるブロックチェーンプラットフォームでは、リアルタイムな収穫データの収集や、公正な価格と取引の透明性を農家の方々に提供し、収穫の効率的な管理に貢献します。

<<あわせて読みたい>>

【ブロックチェーンの仕組みとは?】特徴や基礎をわかりやすく解説

インド政府はブロックチェーンの導入に前向きな姿勢

インド政府は、以前にも農業分野においてコーヒー生産者に対してのブロックチェーンを活用したパイロットプロジェクトに取り組んでいました。

Business Standardによると、Agri10xはインド政府と提携し、インド政府が独自利用する政府の全国共通サービスセンター(CSC)にアクセスすることが許され、村レベルの起業家(village-level entrepreneurs :VLE)と呼ばれるプロジェクトを通じて郊外の小さな農家でも、Agri10xが提供するプラットフォームに登録することが可能になりました。

Agri10xのCEO、Pankajj Ghode氏は声明で以下のように述べました。

「インドの農民は、国内経済の陰の英雄です。我々は、彼らが仲介者なしで直接農産物を販売するため、世界の市場に容易にアクセスできるようにしたかったのです」

Agri10xが提供するプラットフォームは仲介業者を無くすことにより、生産者と消費者を直接結びつけ、小さな農家でも消費者を獲得し、直接販売によって利益を得ることができます。

プラットフォーム内の支払いに関する取引をスマートコントラクトで行うことで、仲介業者は排除され、仲介者に流れていた金額は全額農家へ支払われます。

<<あわせて読みたい>>

スマートコントラクトとは?メリットや活用事例、注意点をわかりやすく解説

SDGsにも大きく貢献しているAgri10x

Agri10xは、ブロックチェーンベースのプラットフォームの提供により、農家の人々の収入を倍増させ、生活水準の向上にも貢献しています。

さらに、Agri10xはすべての子供が教育を受け、安定した安全な生活を築く権利を持っていると信じており、農家の子供たちの初等教育と高等教育を積極的に支援しています。

このようなAgri10xの取り組みはSDGsにも大きく貢献しています。

ブロックチェーンを使った様々な取り組みは業務の改善のみならず、SDGsに寄与できる内容のプロジェクトを取り入れる企業や政府が増えています。

<<あわせて読みたい>>

【ブロックチェーン開発とは?】メリットや活用法、注意点、開発事例を紹介

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次