「Opera Touch」ウォレット機能を持ったブロックチェーン対応のブラウザについて

Operatouchイメージ画像

ノルウェーのソフトウェア開発会社Opera Software ASは、2019年6月26日に「ブロックチェーン対応のOpera Touchブラウザ」をリリースしました。

スマートフォンなどの端末ブラウザ操作では、閉じたり開いたりする場合のボタンは、画面の上部に設定されています。端末の画面が大きい場合、画面上部までカーソルが届かないことや、上部をクリックしようとして誤って端末を落としてしまうことがあります。

端末が大型化することによって、片手で操作しづらいという課題が出始めてます。その課題を解決するのが、Opera Touchブラウザです。

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目次

親指だけで操作できるブラウザ「Opera Touch」

Opera Touch

Opera Touchは、親指だけで操作ができるiPhoneとAndroid対応のブラウザです。大型端末特有のブラウザ操作のやりずらさを、Opera TouchのUIで解決しています。

Opera Touchでは、画面の下部にブラウザコントロールボタンが配置されているため、ブラウザの操作が親指だけで可能です。

便利なUIの他にも、ユーザーが不快だと判断したクッキーダイアログをブロックできるクッキーダイアログブロッカー、明暗の設定など閲覧しやすくなる様々な機能も備えています。

このOpera Touchは、高いデザイン性と優れたUIが評価され2018年にRed Dot Award(レッド・ドット・デザイン賞)を受賞2019年にはiF DESIGN AWARD(IFデザイン賞)を受賞しました。

レッド・ドット・デザイン賞とは
ドイツのDesign Zentrum Nordrhein Westfalen(ノルトライン=ヴェストファーレンデザインセンター)が主催する国際的なプロダクトデザイン賞です。
iFデザイン賞とは
ドイツを拠点としている世界的に権威のあるデザイン賞の1つです。毎年全世界の工業製品等を対象にして、優れたデザインの選定を行っています。

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Opera TouchはWeb3.0時代のブラウザ

Web3.0とは、ブロックチェーン技術の普及により進化したWebの新しい考え方です。

Opera Touchは、Ethereum Web3 APIに対応し、ブラウザ自体に仮想通貨ウォレット機能を内蔵しています。

ブロックチェーン対応のOpera Touchブラウザを説明する上で欠かせないキーワード、「Web3.0」について解説します。

Web3.0は、ブロックチェーンなどを用いて実現する非中央集権型のWEBの仕組みです。サーバーや管理者がいらない分散型のWEBのことをいいます。

Web1.0
インターネットが普及したばかりの時代を指し、ここで作成されたホームページがで構成されたWEBのこと。
Web2.0
SNSやYouTube等で動画の配信やブログなど、中央集権的なサービスを利用することで専門的な知識がなくてもユーザー同士が相互に情報交換できる現在のこと。
Web3.0
中央集権型のWeb2.0から、ブロックチェーンの分散型台帳機能が普及し、仲介者を持たずに直接当事者同士がやり取りすることが可能になったWebのこと

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Opera Touchはウォレット機能を備えている

Opera Touchはウォレット機能を備えている

Opera Touchは、Ethereumブロックチェーン上のWeb 3アプリケーションにスムーズに接続でき、ウォレット機能も兼ね備えています。

従来は、暗号通貨をオンライン上で使用するために、専用のアプリケーションやMetaMaskなどの拡張機能が必要不可欠でした。

しかし、Opera TouchのブラウザはWeb3.0に対応ウォレット機能も備えているため専用のアプリケーションなどは不要です

ブラウザでEthereum系のトークンを保有することができ、Ethereumプラットフォーム上のアプリケーションDApps(Decentralized Applications​:分散型アプリケーション)も管理できてしまいます。

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Opera Touchで管理できるDAppsアプリケーション例:

AXIEロゴ
cryptokitties logo
 
 

Axie Infinity /CryptoKitties)

Opera Touchを使うことで、DAppsのアイテムなどのEthereumでの決済をブラウザ上で完結できます。

また、今回のリリースでは、DAppsの「Marble.Cards」との連携も発表されました。Marble.Cardsは、インターネット上のURLをカードにして、コレクションし、売買ができるアプリケーションです。

1つのURLにつき、カードを1つ生成することができ、その情報はブロックチェーン上に記録されるため、カードがすでに作られたURLを再びカード化することができません。Opera Touchを使うことで、URLをスピーディーにカード化することが可能となり、売買もブラウザ上で完結することができます。

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まとめ ウォレット機能を持ったブロックチェーン対応のブラウザ「Opera Touch」について

まとめ 「Opera Touch」について

「Opera Touch」は、ウォレット機能を持ったブロックチェーン対応のブラウザです。

Web3.0に対応しており、ウォレット機能を持ったブラウザは、DAppsアプリケーションやEthereumトークンをよく使うユーザーに重宝されることが考えられます。

Web3.0に対応したブラウザOpera Touchは、日本のAppStoreなどでもダウンロードが可能となっています。

ブロックチェーンはブラウザの利便性向上にも貢献しています。

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