銀行口座が無くてもフィリピン国債に投資できる!ブロックチェーンアプリ「bonds.ph」とは?

国債イメージ画像

2020年7月28日、フィリピン財務省(BTr)は、フィリピンの暗号資産取引プラットフォームの Digital Asset Exchange (PDAX)と共同で、ブロックチェーンの分散型台帳技術を用いてフィリピン国債を少額から買うことができるアプリ「bonds.ph」を提供開始しました。

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目次

ブロックチェーンソリューション「bonds.ph」とは?

「bonds.ph」とは?

「bonds.ph」では、フィリピンの個人向け国債を買うために、新規で銀行口座を開設することは必須ではありません。銀行口座を持っていない人々でも24時間365日利用可能なアプリケーションをダウンロードすることで銀行口座を開設でき、貯蓄や個人向け国債へ投資をすることができるようになります。

利用者は、アプリケーション内での各種送金を様々な方法で行うことができ、Eウォレットやネット銀行、店頭での購入などで100米ドルから個人向け国債へ投資をすることができます。

フィリピン財務省(BTr)は、資金調達の方法として、ブロックチェーンを使った個人向け国債の流通が実現可能かどうかを判断する第一歩としてこの取り組みを承認しました。

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フィリピン国債の売買にブロックチェーンを活用するメリット

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bonds.phの技術パートナーは、PDAXです。PDAXは、Bangko Sentral ng Pilipinas(フィリピンの国立銀行)によってライセンス承認されたフィリピンの暗号資産取引所を運営しています。また、国の法律、規制に完全に準拠し、世界標準のセキュリティを保ちつつ、操作が簡単でアクセスしやすい包括的な金融サービスを提供もしています。

ブロックチェーンを活用すれば、スマートコントラクト機能で手動による操作を削減し、処理時間とコストを大幅に削減することができます。さらには、データはブロックチェーンに記録されるため耐改ざん性の高い記録管理が可能となります。

ブロックチェーンを活用することにより、利用者は安全に銀行を利用したり、個人向け国債への投資を行ったりすることができます。

フィリピン国務長官Rosalia V. De Leonは、以下のように述べています。
「bonds.phの立ち上げは、すべてのフィリピン人、特に銀行口座を持たない人々が、フィリピンの個人向け国債に投資できる道を開くことへ繋がります。モバイルアプリは、経済回復とCOVID-19対応のための国の投資や資金調達に役立ちます。」

PDAXの創設者兼CEOであるNichel Gaba氏は、「ブロックチェーンの利点により、信頼性を保持するだけでなく、支払いを自動化するスマートコントラクトを介せば、複雑なトランザクションをわずかなコストで、またはまったくコストをかけずに促進できます。」と述べています。

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まとめ ブロックチェーンがフィリピン国民の投資を加速する

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今回は、フィリピンによる個人向け国債への投資促進のためのブロックチェーン活用を紹介しました。

COVID-19による経済回復のために、フィリピン政府、銀行、取引所がブロックチェーンを活用することで、銀行口座を持たない人でも個人向け国債への投資をしやすくしました。

ブロックチェーンは金融や投資との相性が良いことから、世界中の銀行で続々とブロックチェーンを使う動きが進められています。

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