NFCタグとブロックチェーン技術を備えたワインボトルで偽造を防止
Everledgerは、ワインやスピリッツ業界向けに不正開封防止ができるボトルキャップの製品を開発しており、ブランドの信頼性を保護し、ボトルのトレーサビリティ情報を明らかにすることに貢献します。
ブロックチェーンとNFCタグの活用でトレーサビリティを実現
ブロックチェーンテクノロジーは、商品毎にデジタルIDを振り分けることで、サプライチェーンに沿った商品の移動情報を安全で耐改ざん性の高いデジタル台帳上に記録することが出来きます。蓄積された情報を他のテクノロジーと統合することで、ステークホルダーと情報を共有しやすくなります。
Everledgerによるソリューションは、ブロックチェーンとNFCタグを組み合わせたものとなっており、この技術の組み合わせによってワインボトル1つ1つにデジタルIDを与えるこができます。
機械で読み取り可能なNFCタグは、様々な形状のでボトルに搭載することが出来ます。そのため、既存のボトルにNFCのラベルやタグを使用でき、ボトル自体の生産を中断する必要はありません。
NFCタグは、起源、ワインの特性、認証、品種の指定、二酸化炭素排出量などの、ボトルの詳細を記録するブロックチェーンネットワークに活用されています。このソリューションは、原産地や移動履歴の詳細を証明する必要があるワインには特に有効です。
Everledgerが提供する製品は様々な形状があり、様々なボトルに応用ができるようになっています。
・ボトルのアルミニウムキャップの部分にNFCタグが搭載されている製品
・ボトルキャップ部分に貼るステッカーにチップが搭載されている製品
・ボトルラベルに貼ることができるステッカーにNFCタグが搭載されている製品
など(詳しくはEverledgerHPへ)
ボトルのトレーサビリティ情報を提供し消費者に信頼してもらえる商品へ
Everledgerプラットフォームは、トレーサビリティに透明性を持たせ、商品情報を記録し、商品を検索することを容易にします。
また、消費者に商品が届いた際には、消費者自身が商品情報を確認することが出来きるため、ワインのブランドは消費者からの信頼を獲得することができます。
また、コンプライアンスに関しては、EverledgerはISO27001認定を取得しており、情報セキュリティとデータの保護に対する信頼が高いことを証明しています。
・ISO27001認定 情報セキュリティに関する国際規格
・NFCは「Near Field Communication」近距離無線通信チップ
ボトルはブロックチェーンで偽造防止
Everledgerは「ローリングコード」テクノロジーも使用しており、タグをスキャンすると、コードを変更することによってのみアクセスできるワインのランディングページに移動します。
このランディングページを共有することや、コピーすることがほぼ不可能となっています。本物のNFCとブロックチェーンに記録されている情報を「コピー」するためには、別のタグを製造し、サプライチェーンのすべてのキャプチャポイントからの来歴データをすべて複製し、その中の1つとつとしてのワインIDでエンコード(書き換え)する必要があり、ほぼ改変は不可能となり偽造に掛かる手間は計り知れません。
Everledgerはいくつかのブロックチェーンソリューションに取り組んでおり、ダイヤモンドや高級品に対してのソリューションも開発、提供しています。