ブロックチェーンを使ったCOVID-19ワクチン自動管理システムがリリース
TESTDは、検査管理ツールであり、企業や個人が行ったCOVID-19ワクチン接種の予約を自動で行うことができ、検査結果を企業、個人それぞれがプラットフォーム上で簡単に受け取ることができるプラットフォームです。
企業で検査を受ける場合には、検査結果はダッシュボードで確認することができ、個人で受けている場合は、個人が所有するスマートフォンで結果を受け取り、確認することができます。
ワクチンの接種状況も把握できるTESTDプラットフォーム
COVID-19の感染拡大をきっかけに開発されたTESTDプラットフォームは、個人のワクチンの接種状況を確認することができ、接種状況はバッジの個数で回数が表示されます。
個人のワクチンの接種情報へのアクセス方法は、携帯電話の生体認証と紐づいて、身元確認が行われるようになっています。
紙などのワクチン接種証明書は紛失や破損、偽造される可能性がありますが、TESTDを使ったワクチン接種状況の証明はブロックチェーン上に暗号化された情報が記録管理されるため、紛失、改ざんの心配は無く安全に保管することができます。
TESTDの自動化プラットフォーム
TESTDは自動スケジュール機能を備えており、ワクチン接種に必要なスケジューリングや、検査状況の管理を企業の担当者の負担を解消させることができます。
また、TESTDのプライバシーは、臨床検査用のソフトウェア、医療機関と連携されており、正しい検査情報を迅速に確認することができます。
また、個人情報の保護に関する米国の法律HIPAA(医療保険の相互運用性と説明責任に関する法律)に準拠しているため、様々な施設などで個人のプライバシーを保護しつつ利用することが可能となります。
個人の医療情報に関わる情報は、ブロックチェーン上に保存、管理され、匿名性を保持したまま公衆衛生当局や企業経営者に提供される仕組みとなっています。
今後、TESTDは、レストラン、小売店、イベントを利用する消費者が施設を安全に利用できる証拠として役立つことが期待されています。
TESTDは、フロリダ州ゲインズビルにあるHilton University of Florida Conference Center GainesvilleがTESTDによるプラットフォームに加わったことも発表しました。
TESTDのCEO兼創業者であるNicholus Andrews氏は、次のように述べています。
「一流のホテルとチームを組むことができて感激しています。TESTDは、ホテルによる厳格な洗浄と消毒の手順に加えて、ホテルの従業員をウイルスから守るために、企業がどのような対策を行っているのかを利用者に知らせることができるようになります。」
最後に
ブロックチェーンをデータ管理に活用することで、個人情報は開示せず必要な情報のみを第三者に伝えることができるため、個人情報の取り扱い規定に準拠したプラットフォームを実現することが可能となります。昨今はCOVID-19の感染対策の手段として様々な方法でブロックチェーンが活用されています。
ブロックチェーンを活用したCOVID-19感染対策海外事例
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